リナクリニック天王寺 院長の今里です。
医療脱毛を検討中の方から、痛みや副作用についてよくご質問をいただきます。高い効果が得られる反面、痛みや副作用も強そう…と心配な方も多いのではないでしょうか。
痛みについては以前こちらの記事で取り上げましたので、今回は「副作用や肌トラブル」についてご説明します。気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
副作用が起こる可能性はゼロではない
医療脱毛では、医療機関でしか扱うことのできないレーザーを使って施術を行います。レーザーが毛に含まれるメラニン色素に反応して熱を発生し、発毛組織にダメージを与える仕組みです。
医療脱毛ならではの高い脱毛効果は、レーザーが発生する強い熱エネルギーによって得られると言って良いでしょう。
このため、肌にも少なからず負担がかかるのは事実です。重篤な副作用が起こることはないものの、火傷や炎症などが起こる可能性はゼロではありません。
医療脱毛の施術は安全性が高いと言われており、当院でも予防のための様々な取り組みを行なっていますが、肌や体質によってまれに副作用が起こる場合があることをご理解ください。
医療脱毛の副作用と対処について
レーザー照射によって起こる肌トラブルや副作用は、大きく分けて以下の3つが考えられます。
1)火傷・炎症
照射により、まれに火傷や炎症を引き起こす場合があります。特に濃い毛が密集している部位(ワキやVIOなど)はレーザーが反応しやすく、熱が加わりがちです。
赤みやほてりなどの症状が出たら、濡れたタオルなどで冷やしましょう。ほとんどの場合は2〜3日程度で治まりますが、万が一赤みやヒリヒリとした痛みが残るようであればクリニックへご相談ください。
火傷や炎症のリスクを減らすためには、肌のバリア機能を高めておくことも大切です。脱毛期間中はいつも以上に保湿を心がけ、肌を守りましょう。
2)毛嚢炎(もうのうえん)
施術後にニキビのような赤いプツプツができることがあります。毛嚢炎(もうのうえん)と呼ばれる症状で、レーザー照射によりダメージを受けた毛穴でブドウ球菌などが繁殖し、炎症を起こしている状態です。
毛嚢炎は、皮脂腺が多く常在菌が繁殖しやすい部位に発生しやすい傾向があります。脱毛後の肌はできるだけ清潔に保つよう心がけましょう。
自然に治る場合が多く特別な処置は必要ありませんが、万が一「痛み」や「痒み」「範囲が広がる」「プツプツが膨らむ」などの症状が出るようであればクリニックにご相談ください。
3)硬毛化・増毛化
施術後、まれに毛が「硬くなる」「増える」ことがあります。それぞれ「硬毛化」「増毛化」と呼ばれる症状ですが、明確なメカニズムは解明されていません。
メラニン色素の少ない産毛などに起こりやすいことから、レーザー照射によって発毛組織を破壊しきれず、かえって活性化している可能性が考えられています。
万が一症状が見られたら、クリニックにご相談ください。レーザーの種類や出力設定を細かく調整しながら、再び照射を行っていきます。
副作用を予防するための取り組み
肌トラブルや副作用を防ぐために、リナクリニックでは次のような取り組みを行っています。
丁寧なカウンセリング
患者さまの肌や毛質・体質、生活習慣などを丁寧に確認し、適切な施術を行っています。肌トラブルのリスクを最小限に抑えるために、お手入れの方法などもお伝えしています。
訓練を積んだスタッフによる施術
スタッフの技術力や知識の向上に力を入れ、しっかり訓練を積んだ担当者が施術を行います。患者さまの肌状態などを丁寧に確認しながら、レーザー出力を調整していきます。
最新鋭のレーザー脱毛機を使用
出力調整の精度や冷却装置など、少ないリスクでより高い効果が得られる最新鋭の医療レーザー脱毛機を採用しています。
万が一肌トラブルなどが起きた場合は、診療から薬の処方まで無料で対応させていただきます。気になる症状から疑問まで、何でもお気軽にご相談くださいね。

執筆者 プロフィール
天王寺リナクリニック 今里院長リナクリニックは「患者さまのお肌を一番に考える脱毛専門クリニック」を目指し、2019年4月大阪・天王寺に開院いたしました。お肌の悩みから脱毛の疑問まで、何でもお気軽にご相談ください。プラン完了までしっかりサポートいたしますので、一緒にツルツル肌を目指しましょう!