毛周期とは
成長期
毛は、毛根に存在する「毛母細胞」という細胞が細胞分裂する際、タンパク質が増えていくことで成長します。
成長期には厳密には初期と後期があります。
成長期初期は皮膚の中で新しい毛が伸び始め、成長期後期になると表皮上に毛が出て、成長期が終わるまで伸びていきます。
また、成長期の毛は身体に生えている毛の全体のうち、約10〜20%程度です。
退行期
毛根には毛の成長のために必要な栄養を送る役割を担う、毛乳頭(上図の赤い丸の部分)という部分があります。
退行期では、毛の成長が止まって毛乳頭との結びつきが弱くなり、毛乳頭と離れた毛は表皮へ押し出され、非常に抜けやすくなります。
休止期
毛と毛乳頭が完全に離れて抜け落ちる状態です。
次に成長を始めるまでの間は活動を停止します。
脱毛効果が出るのは「成長期」
下記の2つの理由から脱毛の効果が出るのは「成長期」とされています。
・成長期は毛の黒い部分であるメラニン色素が最も濃く、医療脱毛のレーザーが反応しやすいため
・成長期は毛と毛乳頭のつながりが強いため、毛を生やす元となる毛母細胞を破壊することができるため
毛周期の長さは部位によって違う
部位 | 毛周期 |
全身 | 2か月 |
顔 | 1~2か月 |
ワキ | 2~3か月 |
VIO | 1.5~2か月 |
腕 | 3~4か月 |
脚 | 1.5~2か月 |
上記はあくまでも平均的な毛周期ですが、大体が2ヶ月前後であることから、脱毛の期間の目安として2ヶ月と設定しているクリニックが多いです。
毛周期が乱れることも?
毛抜きやワックスで自己処理した場合
成長期の毛を毛抜きやワックスで無理に抜いてしまうと、毛周期を狂わせてしまう原因になります。
また、肌トラブルを招く原因にもなりかねませんので、電気シェーバーなどを使用するようにしましょう。
ホルモンバランスが乱れた場合
ストレスや暴飲暴食、飲酒や喫煙、睡眠不足が原因でホルモンバランスの乱れが生じることは身体にとって良くないことですが、毛周期にも影響を及ぼしてしまいます。
せっかく脱毛しても効果が最大限発揮されないことになりますので、規則正しい生活を心がけることが大切です。
さいごに
今回は、「毛周期」についてご紹介しました。
もしも脱毛のタイミングを間違えると効果を得られずに脱毛期間が終わってしまうことになります。
ですが、リナクリニックではスタッフが一人一人の毛の状態をしっかりチェックし、より少ない回数で効果的に脱毛ができるように一緒にスケジュールを立てていきますので、ご安心ください。
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筆者プロフィール
天王寺リナクリニック
スタッフY
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