頑張ってムダ毛の自己処理をしていたら「埋没毛」になってしまったという経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
一度できてしまうと自分では対処が難しい埋没毛、どのようにして発生するのでしょうか。
そのメカニズムと対策方法について詳しく見ていきましょう。
目次
埋没毛とは
埋没毛は皮膚の中に毛が埋もれてしまう状態のことです。
正常なら毛は毛穴を通して外に伸びていきますが、何らかの作用で毛穴が塞がり、皮膚の中で毛が成長し埋没毛になります。
埋没毛ができてしまうと、ポツポツと黒く目立ったり、肌がくすんだように感じることもあります。
埋没毛ができる原因とプロセス
毛穴が塞がれる原因は様々で、女性の場合はムダ毛の自己処理がひとつの原因と言われています。
当然のようにしている自己処理ですが肌を刺激するため炎症を起こすことがあります。炎症が起きると問題の箇所を修復するために新たに角質が作り出され、この角質が炎症箇所の周辺にある毛穴を塞いでしまうことがあるのです。
毛穴が塞がった状態でも毛根は健康な状態ですから、しばらくすると毛が生えてきます。しかし、毛穴が角質で塞がっているため毛は外に出ることができず角質の中に埋もれていきます。これが典型的な埋没毛が発生するプロセスです。
肌が強い刺激を受けるほど角質が作られるペースは早まります。外で力仕事をしている男性の手のひらにタコができるのは、頻繁に手に強い刺激を与え続けるためです。
自己処理を頻繁にするのは肌に刺激を与えて新たな角質が作られるのを促すようなものです。毛穴が角質でつまりやすくなり、埋没毛は発生しやすくなるでしょう。
それでは埋没毛を発生させないためには、どうすればいいのでしょうか?
次からは埋没毛の予防方法について見ていきましょう。
埋没毛を予防するには肌への負担を減らすのが効果的
埋没毛予防は毛穴が塞がるのを防ぐことが基本です。
角質が新たに作られる原因は代謝の乱れなども考えられますが、外部から肌に強い刺激が加わることも大きな原因のひとつです。代表的な外部刺激は自己処理ですが、他にも紫外線や摩擦や乾燥も肌に無用な刺激を与えます。これらの刺激を最小限に抑えることが非常に大切です。
自己処理そのものをやめれば埋没毛のリスクは大きく下がるでしょう。ですが、いきなり自己処理をゼロにするのは難しいですよね。そういった場合は少しでも回数を減らし、自己処理後の保湿や自己処理の回数を減らすことを心がけましょう。
肌の乾燥も埋没毛の原因に
忘れてはいけないのは自己処理をしない日でも保湿を怠ってはいけないということ。肌が乾燥すれば刺激に敏感になります。乾燥した肌がカミソリの刃などでダメージを受けると新たな角質を作り出して刺激に備えようとします。その過程で埋没毛が生じるリスクも高まります。
ボディミルクと保湿クリームでしっかりケアすればカミソリの刃で削られた肌が乾燥するのを防げます。
また、夏場は紫外線も肌に大きな負担になりますので、UVケアも行うようにしましょう。
肌に負担の少ない自己処理とは
埋没毛を防ぐには肌に刺激の強い自己処理などをなるべくしないようにすることがおススメですが、どうしても自己処理をしなければならない場合もありますよね。どうしても自己処理が必要な場合は刺激の弱い電気シェーバーがおすすめです。電気シェーバーは刃が肌に与える刺激が比較的弱く、炎症が起きにくいのです。
自己処理の仕上がりを良くするためにカミソリを使いたいときは3枚刃以上の製品を使いましょう。刃の数が多いほど刺激を減らせます。また専用のカミソリフォームを使うのも忘れないでください。石鹸を泡立てて代用すると、剃毛の刺激に加えて肌に界面活性剤が長時間に付着することになり、肌にできた傷を過剰に刺激することになります。その結果かゆみが出たり、肌トラブルを起こしてしまいます。
また、カミソリで自己処理する場合は事前に肌の状態を確認してください。何度も炎症を繰り返している箇所にカミソリを当てると肌が厚く固くなり毛穴の柔軟性が失われ、フタをされやすくなります。肌が少しでも炎症しているなら、自己処理は控えましょう。
埋没毛ができてしまったら?
できてしまった埋没毛を改善するにはとても時間がかかります。解消するためには皮膚の下に埋まっているムダ毛を取り除く必要があります。しかし、安易に針でムダ毛を掘り出そうとすると皮膚を傷めるリスクがあり危険ですし、新たな埋没毛の原因になる可能性もあります。
埋没毛ができてしまった場合は放っておかず、適切な治療のために皮膚科にかかるとことをおすすめします。一番安全で効果の高い方法で埋没毛を治療できます。
クリニックの医療脱毛で埋没毛を根本的に予防する
脱毛をして毛が生えてこなくなれば自己処理は不要です。紫外線などの外部刺激で角質が厚くなってもムダ毛がありませんから自己処理による埋没毛のリスクはなくなります。クリニックの医療脱毛は効果的な埋没毛の予防と言えます。
特に自己処理の回数が多い方はクリニックを検討することをおすすめします。埋没毛の心配が無くなるだけでなく、自己処理の手間やストレスから開放されます。
この記事のポイント!
- 埋没毛の大きな原因の一つは自己処理などによる肌への刺激によるもの
- 埋没毛予防は肌への負担を減らすことと保湿が重要!
- クリニックの医療脱毛で毛をなくすことで埋没毛を根本的に予防できる!
医療脱毛で埋没毛や自己処理のストレスから解放されませんか?
不安なことがあればお気軽にカウンセリングでご相談ください♫

筆者プロフィール
天王寺リナクリニック
スタッフY
好きなものはふわふわの猫です。twitter、instagramで情報も配信しています♪