肌質は人によって「普通肌」「乾燥肌」「オイリー肌」「混合肌」に分かれると言われていますが、部分的にオイリーだったり乾燥していたり…どれかに当てはめるのが難しい方もいます。
そんな場合は、もしかしたら「インナードライ肌」かもしれません。夏の気候に肌が疲れてしまっている可能性もあるので要注意!
ここでは、インナードライって何?という基本的なことから、インナードライをチェックする方法、今日から始められるケアまで紹介します。
本来のお肌に合わせたケアをおこない、効率よく潤いを届けましょう。
実は日本女性のほとんどが「インナードライ」
インナードライは、表面は皮脂が多いのに内側が乾燥している肌のこと。内側の水分量が少ないため自己防御機能が働き、肌が水分の蒸発を防ごうとして皮脂を出している状態です。
一見すると皮脂が過剰なので、自分はオイリー肌だと勘違いしている人が少なくありませんが、実際のところ日本女性の8割ほどがインナードライに当てはまると言われています。
「肌がテカる」「べたつく」「毛穴が黒ずむ」「メイクが崩れやすい」など、インナードライの肌悩みはオイリー肌と似ていますが、「Tゾーンはオイリーなのに口元は乾燥する」「皮脂が出ている割につっぱり感がある」などの症状がある場合はインナードライを疑ってみましょう。
インナードライの原因は、洗顔のしすぎや食生活の偏り、睡眠不足、ストレス、化粧品の添加物のほか、冷房、紫外線、汗の蒸発なども挙げられます。
夏は特に気をつけたい季節。インナードライが悪化すると肌のターンオーバーが乱れ、表面に角質が溜まります。すると肌の保湿力が低下し、くすみやたるみ、ニキビ、シワまで引き起こしてしまうのです。
あなたもそうかも!?インナードライチェック
インナードライとオイリー肌の違いは上記で紹介しましたが、実際に見分けるのが少し難しい…という方のために、手軽にできるチェック方法を2つ紹介します。
洗顔でチェック
1)洗顔した後、何もつけずに15〜30分ほどそのままにして肌状態を観察してください。
2)特に何の違和感もない場合は普通肌、つっぱり感がある場合は乾燥肌、皮脂が出てくる場合はオイリー肌だと判断できます。
部分的に皮脂が出ており、部分的に乾燥している場合は、インナードライだと言えるでしょう。
テープでチェック
1)手の甲にテープを貼ってください。
2)3秒ほど押さえつけて圧迫してください。
3)テープを剥がします。剥がしたテープが白くなっているほど、インナードライの可能性が高くなります。
インナードライの方の肌
ターンオーバーが乱れ、肌の内部の細胞が「水分を上手に蓄えることが難しい」状態になっているかもしれません。
ターンオーバーとはお肌の生まれ変わりのこと。細胞が生まれ、成熟し、水分を貯め込んでうるおいを維持し、一番外側のバリアになって、役割が終われば肌から角質としてはがれて行きます。約28日間で生まれ変わっています。
インナードライの方の肌は、この肌細胞の「成熟」の部分がうまく行かずに、上手に水分を抱え込めなくなっている可能性があります。ターンオーバーは遅ければ重層化し(角質が剥がれ落ちずに残ってしまい肌が固くなる)、早ければ剥離(皮むけ)が起こります。
成熟した肌細胞を育てるためにターンオーバーを整えよう
まずは、水分をしっかりと蓄えられる肌を育みましょう。そのためにターンオーバーを整える事が大切になります。ターンオーバーを整えるって、どうしたらいいの?と思うかもしれませんが、することはとてもシンプルです。日々のスキンケアを丁寧に行うこと。使用量をまもり、インナードライ肌に合った使い方で行うことが大切です。
正しいケアで隠れ乾燥をフォローしよう
インナードライのケアは、乾燥肌ともオイリー肌とも少し違います。インナードライに合わせたケア方法を、注意点と合わせて紹介します。
皮脂を取り過ぎない
インナードライにとって何より大事なのが、皮脂を取りすぎないこと。
あぶらとり紙やメイクのティッシュオフは皮脂を取ってしまうのでNG。オイリー肌には最適な拭き取り化粧水も、インナードライ肌には逆効果です。
もし皮脂が気になってきたら、軽くティッシュで押さえ、すぐにミストをつかって保湿しましょう。皮脂は拭き取らなくても良いのですが、夏場に出るようなべとっとした皮脂は酸化して毛穴に詰まったり、肌への刺激になることもあるので、浮いてきた時には、簡単に押さえ拭きをして取っておきましょう。その際に擦らないように注意してくださいね。
肌の負担を減らし、スキンケアは基礎化粧品を適切に使用しましょう。水分量が増えれば、油分(皮脂)は自然と水分とバランスを取り始めます。
クレンジング・洗顔料は肌に優しいものを
洗浄力の強いクレンジング剤や洗顔料を使うと、必要な皮脂まで落ちてしまうのでNG。
また、W洗顔もやめましょう。洗顔は朝と夜の2回まで、クレンジングは合成界面活性剤不使用のものを、お湯や冷水ではなくぬるま湯で洗うといった点に注意してください。
夏でも美容液やクリームはマスト
インナードライは保湿が大切。季節を問わず、しっかり保湿しましょう。化粧水をつけた後は、手を拳にして目の下に当ててみてください。肌が吸い付いたら保湿できているサインです。
また、化粧水が蒸発しないよう、最後は美容液やクリームでフタをするのをお忘れなく。油分の摂取は控えたいので、保水力に優れたセラミドを配合したアイテムがオススメです。
***
インナードライ肌の場合、肌に良かれと思ってやっていることが悪影響を及ぼしている可能性があります。
熱心にケアしているのに肌状態が不安定だと感じている人は、今やっているケアを見直してみてください。
リナクリニックは大阪・天王寺にある脱毛専門クリニックです
リナクリニックは、患者さまに「効果」「料金」「環境」すべてにおいて満足いただけるよう、日々努力しております。
経験豊富なスタッフが親身に対応させていただきます。医療脱毛が気になる方は、どうぞお気軽にカウンセリングでご相談くださいませ。

筆者プロフィール
天王寺リナクリニック
スタッフY
好きなものはふわふわの猫です。twitter、instagramで情報も配信しています♪